小さな子どもにiPhoneを渡すと、画面の端をこすってホームに戻ったり、上から通知を引き出して別のアプリを開いたりします。気づくと写真が消えていた、知らない人に電話をかけていた、ということも起きます。iPhoneに最初から入っている「アクセスガイド」を使うと、画面を1つのアプリに固定できます。解除するまで、ホームにも別のアプリにも出られません。アプリを足す必要はありません。
このページでは、アクセスガイドを最初にオンにするところから、始め方・終わり方、時間制限の付け方までをまとめます。
アクセスガイドでできること
- いま開いているアプリから外に出られなくなる。ホームに戻る操作も、通知やコントロールセンターを引き出す操作も効きません
- 時間制限を付けられる
- 画面の一部だけを触れなくできる。アプリの中にある「購入」や「設定」のボタンの上を囲んでおく、という使い方ができます
- 音量ボタンやサイドボタンを効かなくすることもできます
一方で、アプリの音は消えません。電車や病院の待合室、飛行機の中のように音を出せない場所では、音量ボタンを効かなくする前に音量を下げておくか、もともと音の出ない遊びを選んでください。
たる坊ワークスのそっとあそびは、音の出ない0〜3歳向けのタッチ遊びです(触ると割れるしゃぼんだま、なぞると消えるおえかき、暗い空に星が灯るよぞらのほし、指についてくるおさかな)。アプリのインストールも登録も要らず、ブラウザで開くだけで遊べます。広告もありません。アクセスガイドと組み合わせる前提で作っています。外食で渡すときの準備と順番は「外食で子どもにスマホを渡すなら」にまとめました。
最初に1回だけ:アクセスガイドをオンにする
- 設定 を開き、アクセシビリティ → アクセスガイド と進んで、オンにします
- 同じ画面の パスコード設定 で、アクセスガイドを終えるときのパスコードを決めます。iPhoneのロックを解くパスコードとは別にできます。Face ID や Touch ID で終えられるようにもできます
ここまでは一度やれば、次からは要りません。画面の細かい違いは、Apple の公式の手順(iPhoneまたはiPadでアクセスガイドを使う)にあります。
パスコードは、子どもが見ていないところで決めてください。iPhoneのロックと同じ数字にすると、横で見て覚えられたときに両方開いてしまいます。
使う:始め方と終わり方
始める
- 子どもに渡したいアプリを開きます(ブラウザの遊びなら、そのページを開いておきます)
- サイドボタン(ホームボタンのある機種はホームボタン)を、すばやく3回押します
- アクセスガイドの画面が出たら、右上の 開始 を押します(やめるときは左上の キャンセル)
3回押したときに、アクセスガイドではなく機能の一覧が出たら、ほかのアクセシビリティの機能も同じボタンに入っています。一覧から アクセスガイド を選んでください。
ホーム画面で3回押しても、アクセスガイドは始まりません。かわりに、同じボタンに入っているほかの機能が動くことがあります(画面に白い丸が出るのは AssistiveTouch です。ホーム画面でもう一度3回押すと消えます)。渡したいアプリを開いてから押してください。
これで子どもに渡せます。ホームに戻る操作をしても、アプリから出ません。
終える
- サイドボタン(ホームボタン)を、すばやく3回押します
- パスコードを入れるか、Face ID・Touch ID で通します
- 終了 を押します
時間制限を付ける
「この1本が終わるまで」「10分だけ」と決めて渡すなら、時間制限が使えます。アクセスガイドを始める画面(サイドボタンを3回押したあと、開始 を押す前)の下にある セッションの設定 を押し、時間制限 をオンにして時間を選びます。
Apple の公式の説明では、時間になると「制限時間が終了しました」と出て、サイドボタンを3回押してパスコードなどで通すと、セッションを止められます。
同じ セッションの設定 では、音量ボタンやサイドボタンを効かなくする、画面のタッチをまるごと効かなくする、といった設定もできます。
画面の一部を触れなくする
アクセスガイドを始める画面で、触れなくしたいところを指で丸く囲みます。囲んだ範囲は灰色になり、始めたあとはそこを押しても反応しません。囲んだ枠はドラッグして、動かしたり大きさを変えたりできます。
ブラウザの遊びで使うときは「ホーム画面に追加」も
アクセスガイドが止めるのは、アプリの外に出ることです。Safari のようなブラウザで遊ばせると、アドレスバーやタブ、画面の端をこすって前のページに戻る操作はSafariの中の出来事なので、止まりません。気づくと別のページが開いている、ということが起きます。
そういうときは、遊びのページをホーム画面に追加して、ホーム画面のアイコンから開きます。
- Safari で遊びのページを開き、画面下の共有ボタン(四角から矢印が出ているもの)を押します
- ホーム画面に追加 を押します
- ホーム画面にできたアイコンから開きます
ページによっては、アプリのような画面になってアドレスバーやタブが消えます。そこでアクセスガイドを始めると、子どもが押せるのは遊びの画面だけになります。そっとあそびはこの形に対応していて、ホーム画面から開けば、一度読み込んだあとは機内モードでも遊べます。
うまくいかないとき
サイドボタンを3回押しても、何も出ない
設定 → アクセシビリティ → アクセスガイド がオンになっているかを見てください。オンなのに出ないときは、押す間隔が空いていることが多いので、もう少しすばやく3回押します。
「アクセスガイドは使用できません」と出る
アクセスガイドを終えた直後に、もう一度始めようとすると出ます。数分(5分ほど)待つと、また始められます。
ホーム画面で押したときも、アクセスガイドは始まりません(この表示が出るか、同じボタンに入っているほかの機能が動きます。始めるの下)。渡したいアプリを開いてから押してください。
アクセスガイドを使っているのに、別のページが開いた
ブラウザの中で、アドレスバーやタブ、画面の端をこする「戻る」が押されています。アクセスガイドはアプリの中の操作までは止めません。ホーム画面に追加してから開くか、アクセスガイドを始める画面でアドレスバーのあたりを丸く囲んで、触れなくしてください。
Android なら「アプリ固定」
Android には、同じ役目の アプリ固定(機種によっては「画面の固定」)があります。設定アプリの セキュリティ まわりにあり、オンにすると、いま開いているアプリから出られなくなります。解除のしかたはナビゲーションの形で違うので、Google の公式の手順(画面の固定と固定解除)を見てください。解除するときにロックのPINを求めるようにもできます。
まとめ
- 子どもにiPhoneを渡すなら、設定 → アクセシビリティ → アクセスガイド をオンにしておく
- 始めるときも終えるときも、サイドボタン(ホームボタン)を3回。終えるときはパスコードかFace ID・Touch ID
- 時間を決めるなら セッションの設定 の 時間制限
- ブラウザの遊びは、ホーム画面に追加してから開くと、アドレスバーやタブも押されない